悪いものは悪い

「ゴーン逮捕」

ゴーン逮捕や竹田恒和JOC会長の訴追で陰謀論がでているが、陰謀かどうかってそんなに重要なことか？？？まあ週刊誌受けするネタではあるが、陰謀かどうかは重要ではない。

重要なのは、陰謀であろうがなかろうが「悪いものは悪い」だと思う。

① 権力争いの中で悪事がばらされた人
② 良心の告発で悪事がばらされた人
③ 悪事を自白した人

①も②も同じだけ悪であり、逆に、どちらかの方がより悪いということもない。
どのような経緯で悪事が明るみに出たかは、悪事の悪さ度には影響しない。
③の人は少しマシ。

ゴーンや竹田に関する報道で、「陰謀だ」という報道や騒ぎ方はやめた方がいい。「悪事」そのものより「陰謀」の方に注意が向いてしまう。「悪事」をばらされた人は「陰謀」の被害者という印象になり、本来注目されるべき「悪事」が矮小化されてしまう。

とはいっても、「推定無罪」だからゴーンも竹田も判決が出るまでは犯罪者ではない。
「推定無罪」は人間が歴史の中で学んだ教訓だろう。